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東北と私たちをつなぐ“DAIWA LETTER”
ダイワハイテックスでは、2002年より書籍情報誌「DAIWA LETTER」を発行しています。
創業30周年にあたる2007年からは年4回の発行とし、書店の皆様に様々な情報をお届けしています。
今、この「DAIWA LETTER」で特に力を入れているのが東北の書店様の情報発信です。
あの震災から丸4年、今も多くの方が復興に向けて動いている中で、ダイワハイテックスでは書店様の支援に積極的に取り組んでいます。


01
ダイワハイテックスとしての復興支援
東日本大震災では多くの方が被災されました。
未だ東北では、日々厳しい現実と向き合いながらも復興へ向けて進んでいこうとする人々が数多くいらっしゃいます。
もちろん、弊社のお客様である書店様も例外ではなく、津波で店舗が流されてしまったり、海水で本や雑誌が浸水してしまったり・・・。そこで、ダイワハイテックスでは震災の翌週には被災された書店様が1日も早く営業を再開できるよう、ダイワハイテックスとしての強みを生かした支援を行う事を決めました。

包装作業をお手伝い

応援用のシュリンカーも持ち込み
地震でシュリンカーが壊れてしまった書店様には無償で修理を行ったり、リニューアルオープンを迎えた書店様には、コミックの包装お手伝いを行いました。
猫の手包装応援
弊社のサービスの1つに、“猫の手包装応援”というものがあります。これは、新店オープン時にシュリンカーをお買上げ頂いたお客様に、弊社社員がコミックの包装お手伝いを無償で行うというもの。営業担当だけでなく、メンテナンスや事務担当など、全社員が参加するサービスです。名前の由来は、『忙しいお客様の猫の手になりたい!』という想いから。
震災から1年後の2012年。私たちにどのような支援を望まれているのかを
改めて考えました。そして得た結論が、
「私たちが出来ることは書店様の経験されたことを発信していくこと」。
この記憶を風化させないことを考え、弊社で発行している情報誌『DAIWALETTER』に
復興支援企画を掲載することにしました。
02
伝え続けること

staff voice01
DAIWA LETTERへの記事掲載にあたり、実際に取材に行くことを考えると、少し怖い気持ちもありました。震災から1年が経過(当時)したとはいえ、まだまだ復興が進んでいない地域もある中で、あの大きな災害を経験していない自分が行っても、「何も知らないくせに」と思われるのではないかと思っていました。
しかし、実際には現地の方や書店様は私たちの取材をむしろ積極的に、快く受け入れてくれました。現地に足を運ばなければなかなか伝わりづらい状況を、少しでも発信してほしい、そんな願いからだったのだと思います。
株式会社ダイワハイテックス
販促担当(取材当時)
古瀬 あゆみ
今回の大震災で、被災された書店様と出来るだけ連絡を密に取らせて頂き、ダイワハイテックスとしてどういった事が支援できるか、ヒアリングをさせて頂きました。
交通機関が利用できるようになってからは定期的に現地へと足を運び、実際に店舗営業再開のお手伝いや、合間をぬっての取材をさせて頂きました。
正直、取材に応じて頂けるのか不安もありました。しかし、皆さん非常に快く引き受けてくださり、当時の様子を細かく教えてくださいました。今まで3つの書店様に取材に行きましたが、皆さんに共通していたことは、『この場所にもう一度書店を』という熱い想いでした。
掲載記事の内容は販促担当の古瀬と東北地区の営業社員が実際に現地へと足を運び、書店様へ取材をさせて頂きました。 その内容を社へ持ち帰り、記事原稿の作成、写真の選定などを綿密に打ち合わせます。


03
お客様と向き合って
被災 地の書店様の営業再開支援活動を通じて、「より書店様に役立つ包装や書店防犯の製品開発・提案」と、「書店様とのネットワークを生かした情報発信」、 この2つこそがダイワハイテックスとして取り組むべき「復興支援」であることを強く確信しました。

DAIWA LETTERのバックナンバー

代表・大石も包装応援に行きました
そして、なにより大切なことは「お客様としっかりと向き合う」こと。 人と人がしっかりと向き合い、何を求めているか、それに応えるにはどうすればよいか。そういったコミュニケーションを大切にすることが、ダイワハイテックスとしての復興支援ではないかと考えています。 そして、「DAIWA LETTER」は、誌面を通じて東北とわたしたちをつなぐ、大切な情報発信ツールでもあるのです。
これからも「DAIWA LETTER」を通じで東北の情報を発信し、復興支援として取り組み続けます。